「初地蔵」とは
1月の地蔵尊大祭は「初地蔵」と言われますが、実は「初地蔵」には2つの意味があります。
仏教の仏様には、その仏様と縁を結んで供養を行う日が決まっています。この日のことを「縁日」と言って、その日に仏様にお参りします。
地蔵尊の縁日は24日です。板橋地蔵尊では、昔から少しでも早くお地蔵様と縁を結びたいという参拝者の願いから、前日の23日から大祭を修行し、今日では、23日の方が多くの参拝者で賑わっています。
特に毎年1月の大祭を「初地蔵」と言い、年の始めの地蔵尊へのご供養と祈願のお参りを行い、一年間の最上の福を願います。
もう一つ、亡くなった方の四十九日忌を過ぎて、初めて巡ってくる地蔵尊の大祭(1月または8月)のことも「初地蔵」と言い、地蔵尊にお参りすることによって、彼岸の世界での亡くなった方の安楽浄土を祈ります。
お参りしたことの証である地蔵尊のお姿のお札は、自宅のお仏壇にお飾り致します。